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45歳からの挑戦 中年肉体改造計画 20年離れていたテニスを再開、膝の故障を抱えながらも大会復帰を果たした、中年テニスプレーヤーの挑戦の記録です。肉体改造と常識にとらわれないテニスを目指しています。

SAT-TUN
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激動の2009

2009年は思えばどん底からのスタートだった。

左脚は半月板損傷のため1ヶ月もまともに歩けなかったため、筋肉がすっかり衰えてしまっていた。

1月は膝の状態をみながらトレーニングで筋力の回復をはかり、状態がよくなった2月には練習を再開したものの、2月末には膝痛が再発、テニスどころか歩くのもままならない程の激痛で、もう二度とテニスはできないと諦めかけたこともあった。

しかし、自然形体療法のお陰で手術することなく痛みは軽くなった。
それでも筋肉の強張りがひどく、テーピングとマッサージ、リハビリを兼ねたトレーニングでテニスができるような状態に回復するまで約3ヶ月を要した。

決して楽ではなかったが、辛いとは思わなかった。

「頑張れば、またテニスができる!大会に出るんだ!」という希望が支えだった。

膝を痛めてまでテニスをする事に反対していた妻も、いろいろな面で支えてくれた。
妻の助けが無ければテニスは続けられなかっただろう。本当に感謝している。

そしてもう一つの支えになっていたのは「脱力テニス」
これを知らずにテニスを続けていたら膝はもちろん、身体じゅうボロボロになっていたかもしれない。
脱力テニスは「この年齢」からでも、身体に無理なく、パワフルなテニスができるという希望を与えてくれた。

5月半ばに練習を再開、6月下旬に念願の大会復帰を果たすことができた。
本当に嬉しかった。涙をこらえてコートに入った。
試合は負けたが楽しかった。生涯忘れられない試合のひとつだろう。
しかし、そこで満足している訳ではない。今は勝つ事が目標、そのためにはまだまだ、たくさんの課題がある。
その課題をクリアできれば優勝も見えてくるだろう。

今年はテニスだけでなくいろいろな面で「変化の年」であった。
変化に対応するために多くのことを学んだ。

来年は、学んだ事を生かし大きく前進する「進化の年」にしたいと思う。

コンサドーレ札幌に移籍が決まった元サッカー日本代表の中山雅史(42)も「(年齢が)幾つであろうとも、進化するための努力は続けます。」と、進化を強調して言っていた。

進化するのに年齢は関係ない。
自分に限界を作るのは、自分自身だと思う。
進化のために努力する情熱を無くしてしまった時が限界だろう。

私はまだ、限界には来ていない!
テニス馬鹿の進化はこれからだ!


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追伸

クリスマス・イブの日、妻と家族にとって、この上なく哀しい出来事がありました。
妊娠10週目での流産です。
以前から妻は長女の出産以来、不妊症と不育症で流産を何度も繰り返し、それでも諦めずに治療を続けていました。念願の妊娠でしたが、治療の甲斐なく・・・
妻の悲しみは計り知れないものです。
私が辛かった時に支えてくれた妻を、今度は私が支える番です。
幸い北海道は冬の間、テニスはシーズンオフ、妻と過す時間を優先しようと考えています。

皆様方においては幸多き新年となりますように。
よいお年をお迎えください。
日記 | 投稿者 SAT-TUN 19:04 | コメント(12)| トラックバック(0)

ハイスピードカメラ導入

SAT‐TUNはサークルで練習しているのでコーチなどから指導を受けることはない。
なのでSAT‐TUNは選手でありコーチでもある。
コーチは選手の技術を分析し正確に把握しなければ効果的な指導はできない。

最近はYouTubeでフェデラーのスロー映像でイメージトレーニングしているが、実際にボールを打つ時にイメージとどれだけギャップがあるか分からないので、どこをどう直したらいいかが分からなかった。

自分で自分のスウィングチェックはできないのでビデオで撮影していたがスローでの撮影ができないので何となくしか分からなかった。
「超スローモーションが撮れるカメラが欲しいなぁ~」と以前から思っていたがそれだけの理由で買ってくれるほど、我が家の家計を預かる妻は甘くない。

しかし、都合のいいことにビデオカメラの調子が悪く、ついに故障。
これはチャンス!

いやいや、予定外の出費になりそうで嬉しい頭が痛いです。

また、今までのデジカメは高倍率ズームモデルでかさ張るので、気軽にバッグやポケットに入れられるコンパクトで動画も撮れるタイプが欲しいと妻も言っていた。
さらにチャンス!

さっそくAmazonでカシオのハイスピードEXILIMを検索してみると・・・おぉっ!びっくり

EX-FC100

前から欲しかったEX-FC100が後継機の発売に伴い25000円から値下がりして、17400円!
これは千載一遇のチャンス!

を丸め込んでと相談して購入決定!

※現在はさらに値下がりしています(涙)

カメラは4日程で来たが、同時に注文した16GBのSDHCメモリーカード(送料無料で3280円と格安!)が在庫切れ
1ヶ月近く待たされ、先週末にようやく送られてきた。

さっそくサーブ練習をハイスピードムービー超高速連写で撮ってみた。

フェデラーをお手本にした脱力サーブ
おっ!なかなかいい感じ!
何となくフェデラーっぽい!

でも、よ~く見ると・・・

う~ん、まだまだ脱力しきれていない

さらにフェデラーと比較すると・・・

左腕を下ろすタイミングが早い

また右肘と手首がほぼ同時に振り出されている

・・・ことが分かった。

これは収穫だった。

今まで自分の感覚を頼りにやってきたが、これで自分の技術を正確に分析し把握することができるようになった。
欠点が分かれば対策を考えられる。
あとはコーチの手腕次第だが・・・

何しろ実績のない理論先行の頭でっかち、SAT‐TUNコーチ
どうなることやら冷や汗

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日記 | 投稿者 SAT-TUN 00:10 | コメント(17)| トラックバック(0)

波動サーブ

既に一部のブロガーさんの間で話題になっている榊原コーチの動画サイトTennis Biz
私も半年くらい前からブログと動画を見て参考にさせて頂いている。
お会いしたことはないが、私にとって榊原コーチは脱力テニスの師匠的存在。

別に宣伝を頼まれた訳ではないが、かなり気前のいい方で短いものだがレッスンビデオを無料で公開している。
レッスンDVDも販売しているが、ネット広告でよく見掛ける某有名コーチとは違い、良心的な価格で利益よりも「脱力テニス」の素晴らしさを多くの人に体験して欲しいという思いが感じられる。

最近は脱力サーブのポイントを数回に分けてアップ。
この動画に私が以前から模索していた「波動サーブ」のヒントがあった。
何だか漫画の必殺技のような名前だが、下半身から動きを波のように上半身、腕、ラケットへと伝えていくので「波動サーブ」と名付けた。
※ちなみに「テニスの王子様」に「波動球」という必殺技がありますが冷や汗
脱力サーブにトライし、スタンスの変更で下半身が脱力でき、ある程度威力が上がったのだが、もっと体幹部を効果的使う必要性を感じ、自分なりに考えたのが「波動サーブ」

当時(3月24日)メモした内容は・・・

1.体と左足つま先をターゲット正面に向け、右足は半歩後ろ。グリップは軽く握り全身をリラックスさせる。
(膝の故障のため正面を向く変則サーブ)

2.大きく息を吐きボールに回転がかからないようにトスアップ、同時にコンパクトにテイクバック。

3.左手はボールを指し、右腕は肘を深く曲げ手首を手のひら側にコックさせる。同時に右足を左足のやや前にステップし、膝を曲げ胸をそらす。目線は水平をキープ。

4.膝を伸ばし、その動きを波のように上体に伝える。右肘は高くラケットヘッドは低い位置に。

5.左肘をわき腹に沿わせるように引き、その反動で右肩が前に出る。

6.右腕はリラックスしたままスウィングし、インパクトの位置はやや低めで軽く肘が曲がる。(野球のスリークォーターのイメージで)

7.左足から着地、素早くアスレチックポジションをとる。

しかし、スムーズに身体を動かせずコツが掴めずにいた。
その原因は、体幹部の脱力ができていなかったため。
それに気付いたきっかけになったのが、この動画
脱力したサーブ「モーション5 フォワードスイング 腰からラケットの先端までを鞭にする」

「骨盤で水をすくい、それを上に運ぶ意識」
従来は力を上に運ぶイメージだったため、筋肉に力を入れて波の動きをしようとしていたが、水を運ぶ意識で打つと、不思議と脱力できてスムーズに身体を動かすことができる。
まだまだ完成には程遠いが、学生時代のキレとスピード・・・もしかするとそれ以上も夢ではないかもしれない。

A・ロディックみたいに、こんなサーブも打てるかも!?


凄すぎです怖~い
まあ、これは無理として・・・

こんなに役に立つアドバイスを無料で公開している榊原コーチに感謝!
ありがとうございます!!



※ロディックのサーブ動画はスポーツ飲料 「POWERADE」のCMらしいです。私も最初に見たときはビックリしましたがありえないですよね冷や汗

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サーブ | 投稿者 SAT-TUN 23:42 | コメント(6)| トラックバック(0)

脱力への道~回す、止める

脱力してスウィングするためには、ぶれない体軸が不可欠
体軸を中心に体幹部を回す事によって発生した慣性モーメントが脱力のパワー

それを更に効果的にするのが「止める」事。

「回す」と「止める」

相反する動作を組み合わせることで相乗効果が得られる

古武術では止めることで大きなパワーを得るのは常識で、元巨人の桑田投手を指導した古武術の達人、甲野善紀氏は著書で「ロックをかけることで、そこでたまった力をある一点で放出できるからです。車が壁に激突すると、運転者はフロントガラスを突き破って外に飛び出す。これも急停止で生まれる力がいかに大きいかを物語っている。」と表現している。

お馴染みのフェデラーの動画で確認してみると…



インパクトの直前でボディターンが止まっているのが分かると思う。
それに伴い肘から先が鋭く振られている。

この動きはテニスに限ったものではない。
ゴルフのスィング、野球のピッチングetc.
最も分かりやすいのはムチを振る時の動き。
ムチの先端は音速を超えるらしい。
そのスピードは腕の振りを「止める」ことで得られる。

テニスでは体幹部を「止める」ことで体軸を中心に回転していた慣性モーメントの力を利用しラケットを加速させている。この打ち方がハマると自分でもびっくりするくらい速いボールが楽に打てる。

「回す」「止める」のスイッチになっているのは左腕。
左腕のリードでボディターンが始動し、左腕を止めるとボディターンも止まる。


左腕の使い方も、まだ意識しないとできないが・・・
腕とラケットをムチのように使えれば更なるレベルアップが可能だろう。
それにはもっともっと練習しなければ!!

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脱力への道 | 投稿者 SAT-TUN 23:59 | コメント(6)| トラックバック(0)
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