2010年06月28日
これがフェデラー
ウィンブルドン1回戦でフェデラーがファリャ(ATP60位)にフルセットで辛勝した試合で、フェデラーの調子の悪さがクローズアップされていますが、私はむしろフェデラーのメンタルの強さに驚嘆しました。
圧巻だったのが2セットダウン、4‐4で迎えた第9ゲーム。確かにこれ程調子の悪いフェデラーを見るのは初めてでした。
フェデラーのサービスゲームで0‐40とトリプルブレークポイント。
ファリャがブレークし、次のサービスゲームをキープすれば勝てるという場面。
ブレークポイント=マッチポイントと言っても過言では無い状況で、試合後フェデラーが「負けると思った」と語った程の崖っぷちまで追い詰められていました。
フェデラーファンの私は祈るような気持ちで見ていましたがファリャのミスもありデュース、しかし次のポイントを取られ再びブレークポイント。
ここも凌いで、このゲーム計4回のブレークポイントを挽回。
二度目のデュースからファリャの攻撃的なストロークに防戦一方のフェデラーが何とか粘ってアドバンテージ、最後はサービスエースで決めたものの「フェデラーでも格下相手に、こんな泥臭い試合をするんだ」と思ったゲームでした。
「芝の王者」と言われた前年度チャンピオンが1回戦で格下に、あと1ポイントで負けにつながるゲームを失うというプレッシャーは想像を絶するものだと思います。
私なら確実にダブルフォルトしている場面ですね(汗)
ランキング10位以内と100位以内では技術的な差は殆ど無いと言われています。
あるのはメンタルの差。
好調だったファリャが大事な場面でそれまで少なかったアンフォースドエラーを連発したのも勝ちを意識したからではないかと思います。
崖っぷちまで追い込まれて「負けるかもしれない」というプレッシャーを克服したフェデラー。
圧倒的に有利な状況で「フェデラーに勝てる」と意識してしまいチャンスを逃したファリャ。
メンタルによって明暗が別れた試合だったのではないかと思います。
勝負を決するのは、メンタルタフネスなんですね。
それにしても全豪以来、優勝の無いフェデラー、その後は順調に勝ち進んでいますが4回戦の相手は全仏でジョコビッチを下しベスト4と好調のユルゲン・メルツァー。
頑張れ、フェデラー!
勝利を信じています。
そしてサッカー日本代表も勝って、共にベスト8進出を決めて欲しいですね!
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圧巻だったのが2セットダウン、4‐4で迎えた第9ゲーム。確かにこれ程調子の悪いフェデラーを見るのは初めてでした。
フェデラーのサービスゲームで0‐40とトリプルブレークポイント。
ファリャがブレークし、次のサービスゲームをキープすれば勝てるという場面。
ブレークポイント=マッチポイントと言っても過言では無い状況で、試合後フェデラーが「負けると思った」と語った程の崖っぷちまで追い詰められていました。
フェデラーファンの私は祈るような気持ちで見ていましたがファリャのミスもありデュース、しかし次のポイントを取られ再びブレークポイント。
ここも凌いで、このゲーム計4回のブレークポイントを挽回。
二度目のデュースからファリャの攻撃的なストロークに防戦一方のフェデラーが何とか粘ってアドバンテージ、最後はサービスエースで決めたものの「フェデラーでも格下相手に、こんな泥臭い試合をするんだ」と思ったゲームでした。
「芝の王者」と言われた前年度チャンピオンが1回戦で格下に、あと1ポイントで負けにつながるゲームを失うというプレッシャーは想像を絶するものだと思います。
私なら確実にダブルフォルトしている場面ですね(汗)
ランキング10位以内と100位以内では技術的な差は殆ど無いと言われています。
あるのはメンタルの差。
好調だったファリャが大事な場面でそれまで少なかったアンフォースドエラーを連発したのも勝ちを意識したからではないかと思います。
崖っぷちまで追い込まれて「負けるかもしれない」というプレッシャーを克服したフェデラー。
圧倒的に有利な状況で「フェデラーに勝てる」と意識してしまいチャンスを逃したファリャ。
メンタルによって明暗が別れた試合だったのではないかと思います。
勝負を決するのは、メンタルタフネスなんですね。
それにしても全豪以来、優勝の無いフェデラー、その後は順調に勝ち進んでいますが4回戦の相手は全仏でジョコビッチを下しベスト4と好調のユルゲン・メルツァー。
頑張れ、フェデラー!
勝利を信じています。
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2010年06月20日
2年目の試練
しばらくブログの更新をさぼっていました。
試合の2日後から高熱が出てダウン、その後も体調不良が続いていたのもありますが・・・
実はSAT‐TUN、かなり凹んでいました。
体調もさることながら気力も萎えていました。
その理由は・・・
SAT‐TUN最大の目標である地元シングルス選手権で惨憺たる結果だったからです。
昨年の復帰戦以来、この試合に勝つために努力してきたと言っても過言では無いほどでした。
しかし、結果は優勝どころか予選リーグ全敗。
昨年よりも自信を持って臨んだだけにショックが大きく、立ち直りの早いSAT‐TUNもさすがに今回はすぐには立ち直れませんでした。
熱が下がってからも練習どころか、日課の素振りも、ラケットに触りもしませんでした。
「自信は持って臨むもの」と思っていましたが、それが裏目に出た形になりました。
試合の前日から体がだるく風邪気味(娘がその数日前から高熱と激しい咳をしていました)でしたが「好調なんだから少しくらい体調が悪くても大丈夫!」と高を括っていました。
「集中力があればいいプレーができる」という思いがありましたが、その「集中力」が全くと言っていいほどありませんでした。
メンタルとフィジカルは互いに影響し合うという事を忘れていたのです。
初戦は苦手としている左利きでしたが序盤で弱点を見つけ、そこを中心に組み立てリードを奪っていたのですが、開き直って攻めてきた相手のペースに合わせてしまい逆転され、粘ってタイブレに持ちこんだものの・・・
集中力の無い状態でプレッシャーのかかるタイブレが取れるはずもありません。
タイブレ4‐7で初戦を落としました。
思えば当然の結果だったのかもしれません。
しかし、その時の私には受け入れ難い事実でした。
悔しいというよりも茫然自失という状態。
負けた事よりも、全く集中できなかった事と、ガチガチに力んで脱力できていなかったために、安定感と威力に欠けるショットしか打てず、自分がやろうとしていたテニスとは、かけ離れた内容がショックでした。
このショックから立ち直る間も無く、2試合目。
試合直前にウォームアップパンツを脱ぎ、シューズを履き直した時に、左のふくらはぎに激痛が・・・
こむらがえり
1試合目が長くなって疲労があったのかもしれません。しかし、こむらがえりは心因性の場合もあるそうです。この時は恐らく「現実を受け入れられない」というメンタルが原因だったのでしょう。
長身のビッグサーバーに簡単にキープを許し、自分のサービスゲームではデュースを繰り返し粘ったものの痛むふくらはぎでは、思うように走れず0‐6という結果。
(この2試合目の相手は準優勝しました。)
次の試合までの時間にバナナでカリウムを補給し、ひたすらふくらはぎをマッサージと軽いストレッチを続けて痛みは軽くなり、気持ちを切り換え臨んだ3試合目。
互角の試合展開で互いに1ブレーク、4‐5で迎えた私のサービスゲーム。
しかし体調不良の影響がここに来て現れ、体力が限界に達していました。疲れで頭がぼ~っとします。
ふくらはぎの状態も悪くなり、サーブを打つ度に痛みます。(軽い肉離れになっていたようです)
ファーストサーブが入らない・・・
セカンドサーブをコントロールして有利な展開に持ち込もうとしましたが、集中力が切れてしまっている状態では、それもままなりません。
15‐40から甘くなったボールをバック側に叩かれ、やっと返したボールを逆サイドにボレーで決められ・・・
4‐6
左足を引きずりコートから出て、ベンチにへたりこみ・・・
タオルを頭にかぶったまま、しばらくそこから動けませんでした。
心身共に打ちひしがれた、2年目の挑戦が終わりました。
自分の弱点をさらけ出した不本意な結果でした。
しかし自分の課題がはっきりと見えた「価値のある負け」であると思っています。
試合後、すっかり崩してしまった体調もようやく回復しました。
イチローはチームが最下位の時に「苦しいことの先に、新しい何かが見つかると信じています。」と言っていたそうです。
2週間の充電を終え「新しい何か」を見つけるSAT‐TUNの3年目の挑戦、スタートします!
2週間の間に脂肪も充電した私に応援ポチをお願いします^^;
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試合の2日後から高熱が出てダウン、その後も体調不良が続いていたのもありますが・・・
実はSAT‐TUN、かなり凹んでいました。
体調もさることながら気力も萎えていました。
その理由は・・・
SAT‐TUN最大の目標である地元シングルス選手権で惨憺たる結果だったからです。
昨年の復帰戦以来、この試合に勝つために努力してきたと言っても過言では無いほどでした。
しかし、結果は優勝どころか予選リーグ全敗。
昨年よりも自信を持って臨んだだけにショックが大きく、立ち直りの早いSAT‐TUNもさすがに今回はすぐには立ち直れませんでした。
熱が下がってからも練習どころか、日課の素振りも、ラケットに触りもしませんでした。
「自信は持って臨むもの」と思っていましたが、それが裏目に出た形になりました。
試合の前日から体がだるく風邪気味(娘がその数日前から高熱と激しい咳をしていました)でしたが「好調なんだから少しくらい体調が悪くても大丈夫!」と高を括っていました。
「集中力があればいいプレーができる」という思いがありましたが、その「集中力」が全くと言っていいほどありませんでした。
メンタルとフィジカルは互いに影響し合うという事を忘れていたのです。
初戦は苦手としている左利きでしたが序盤で弱点を見つけ、そこを中心に組み立てリードを奪っていたのですが、開き直って攻めてきた相手のペースに合わせてしまい逆転され、粘ってタイブレに持ちこんだものの・・・
集中力の無い状態でプレッシャーのかかるタイブレが取れるはずもありません。
タイブレ4‐7で初戦を落としました。
思えば当然の結果だったのかもしれません。
しかし、その時の私には受け入れ難い事実でした。
悔しいというよりも茫然自失という状態。
負けた事よりも、全く集中できなかった事と、ガチガチに力んで脱力できていなかったために、安定感と威力に欠けるショットしか打てず、自分がやろうとしていたテニスとは、かけ離れた内容がショックでした。
このショックから立ち直る間も無く、2試合目。
試合直前にウォームアップパンツを脱ぎ、シューズを履き直した時に、左のふくらはぎに激痛が・・・
こむらがえり
1試合目が長くなって疲労があったのかもしれません。しかし、こむらがえりは心因性の場合もあるそうです。この時は恐らく「現実を受け入れられない」というメンタルが原因だったのでしょう。
長身のビッグサーバーに簡単にキープを許し、自分のサービスゲームではデュースを繰り返し粘ったものの痛むふくらはぎでは、思うように走れず0‐6という結果。
(この2試合目の相手は準優勝しました。)
次の試合までの時間にバナナでカリウムを補給し、ひたすらふくらはぎをマッサージと軽いストレッチを続けて痛みは軽くなり、気持ちを切り換え臨んだ3試合目。
互角の試合展開で互いに1ブレーク、4‐5で迎えた私のサービスゲーム。
しかし体調不良の影響がここに来て現れ、体力が限界に達していました。疲れで頭がぼ~っとします。
ふくらはぎの状態も悪くなり、サーブを打つ度に痛みます。(軽い肉離れになっていたようです)
ファーストサーブが入らない・・・
セカンドサーブをコントロールして有利な展開に持ち込もうとしましたが、集中力が切れてしまっている状態では、それもままなりません。
15‐40から甘くなったボールをバック側に叩かれ、やっと返したボールを逆サイドにボレーで決められ・・・
4‐6
左足を引きずりコートから出て、ベンチにへたりこみ・・・
タオルを頭にかぶったまま、しばらくそこから動けませんでした。
心身共に打ちひしがれた、2年目の挑戦が終わりました。
自分の弱点をさらけ出した不本意な結果でした。
しかし自分の課題がはっきりと見えた「価値のある負け」であると思っています。
試合後、すっかり崩してしまった体調もようやく回復しました。
イチローはチームが最下位の時に「苦しいことの先に、新しい何かが見つかると信じています。」と言っていたそうです。
2週間の充電を終え「新しい何か」を見つけるSAT‐TUNの3年目の挑戦、スタートします!
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