2010年03月07日
流れを止めない
ちょっと遅くなりましたがオリンピックネタです。
バンクーバー・オリンピックの女子フィギュアスケートでメダルを獲得した3人はそれぞれの思いや決意を持って臨んだ大舞台で素晴らしいドラマを演じ感動を与えてくれた。
実はフィギュアスケートに興味は無かったのだが・・・
釘付けになってしまったのはキム・ヨナのフリーの演技。
オリンピックというビッグゲームで試合後「プレッシャーもなく、楽しかった。」と言うことができるほどのメンタルコントロールも凄いと思うが・・・
私が注目したのは彼女の動き
素人の私が見ても分かるくらい他の選手とは明らかに動きが違っていた。
キム・ヨナ以外の選手はジャンプやスピンに入る前に、一瞬だが間があり流れが途切れる印象があった。
しかしキム・ヨナは違った。
最初から最後まで一瞬も止まることのない流れるような美しい演技だった。
専門家ではないので、あくまで推測だが、キム・ヨナは巧みなバランスとエッジングで生まれたパワーをロスすること無く次の技に生かしているように見える。
ジャンプで着地した時の運動エネルギーでさえ下半身で吸収するのではなく、次の動作に生かしている。
しかし他の選手は次の技に入る前にパワーを貯めるような予備動作を行なっている。
採点に影響するかは分からないが、この違いは大きいと思う。
なぜこんな演技ができるのか考えてみた。
彼女の滑らかなスケーティングと途切れない力の流れ・・・
恐らく彼女の動作には直線的な動きが殆ど無いのだと思う。
直線的な動作は力強く見えるが、動きの方向を変える時に大きなエネルギーを必要とする。
しかし、曲線を繋いだ角のない動きは方向を変える時に、さほどエネルギーを必要としない。
急激に方向を変えず、止まらない動きはパワーとスピードをロスしないし見た目にもスムーズで美しい。
これはどんなスポーツにも共通する。
テニスでのスウィングにも・・・
例えばフォアハンドのテークバックで早く引くことを意識するあまり、ラケットを引いた状態でボールを待っていると流れが途切れ、ラケットを振り出すのに新たなパワーが必要になる。
しかしボールが近くに来てからテークバックしたのでは遅れてしまう。
股関節だけを回しラケットは胸の前に残して、いつでもスウィングを始められるようにしておけば遅れることなくスムーズで途切れることの無いスウィングが可能だろう。
以前記事にした「回す、止める」と矛盾した内容に思えるかもしれないが・・・
瞬間的に大きなパワーを発揮するには「止める」
連続した運動ならパワーロスの少ない「止めない」
状況に応じて使い分けたり組み合わせることで、より効率的な運動ができると思う。
ハイスピードカメラで撮った映像からはとても効率的で美しいとは言えない私の動き(涙)
効率的で美しいテニスは永遠のテーマになりそうだ!
気分はキム・ヨナでテニスしてる、おバカな私に応援ポチをお願いします^^;
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バンクーバー・オリンピックの女子フィギュアスケートでメダルを獲得した3人はそれぞれの思いや決意を持って臨んだ大舞台で素晴らしいドラマを演じ感動を与えてくれた。
実はフィギュアスケートに興味は無かったのだが・・・
釘付けになってしまったのはキム・ヨナのフリーの演技。
オリンピックというビッグゲームで試合後「プレッシャーもなく、楽しかった。」と言うことができるほどのメンタルコントロールも凄いと思うが・・・
私が注目したのは彼女の動き
素人の私が見ても分かるくらい他の選手とは明らかに動きが違っていた。
キム・ヨナ以外の選手はジャンプやスピンに入る前に、一瞬だが間があり流れが途切れる印象があった。
しかしキム・ヨナは違った。
最初から最後まで一瞬も止まることのない流れるような美しい演技だった。
専門家ではないので、あくまで推測だが、キム・ヨナは巧みなバランスとエッジングで生まれたパワーをロスすること無く次の技に生かしているように見える。
ジャンプで着地した時の運動エネルギーでさえ下半身で吸収するのではなく、次の動作に生かしている。
しかし他の選手は次の技に入る前にパワーを貯めるような予備動作を行なっている。
採点に影響するかは分からないが、この違いは大きいと思う。
なぜこんな演技ができるのか考えてみた。
彼女の滑らかなスケーティングと途切れない力の流れ・・・
恐らく彼女の動作には直線的な動きが殆ど無いのだと思う。
直線的な動作は力強く見えるが、動きの方向を変える時に大きなエネルギーを必要とする。
しかし、曲線を繋いだ角のない動きは方向を変える時に、さほどエネルギーを必要としない。
急激に方向を変えず、止まらない動きはパワーとスピードをロスしないし見た目にもスムーズで美しい。
これはどんなスポーツにも共通する。
テニスでのスウィングにも・・・
例えばフォアハンドのテークバックで早く引くことを意識するあまり、ラケットを引いた状態でボールを待っていると流れが途切れ、ラケットを振り出すのに新たなパワーが必要になる。
しかしボールが近くに来てからテークバックしたのでは遅れてしまう。
股関節だけを回しラケットは胸の前に残して、いつでもスウィングを始められるようにしておけば遅れることなくスムーズで途切れることの無いスウィングが可能だろう。
以前記事にした「回す、止める」と矛盾した内容に思えるかもしれないが・・・
瞬間的に大きなパワーを発揮するには「止める」
連続した運動ならパワーロスの少ない「止めない」
状況に応じて使い分けたり組み合わせることで、より効率的な運動ができると思う。
ハイスピードカメラで撮った映像からはとても効率的で美しいとは言えない私の動き(涙)
効率的で美しいテニスは永遠のテーマになりそうだ!
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