2010年03月01日
真似る
身近な上手い人やプロを真似る事は上達への近道だろう。
技術とは脳に焼き付けたイメージを再現する事だと思う。
だから良いイメージを持つ事は不可欠の要素かもしれない。
今はPCや携帯で好きな時にトッププロの動画を見ることができる。
好きな時にイメトレができるのだから良い時代になったもんだ!
今の若い人達がうらやましい。
私が学生の頃は家庭用のビデオレコーダーはまだ普及していなかったのでトッププロの試合は深夜のTV放送を眠気と戦いながら見るしかなかった。
当時はボルグとマッケンローの時代で、多くのプレーヤーが彼らの個性的なスウィングを真似ていた。
ボルグのグリグリのトップスピンのフォアハンドを真似て手首を痛めたり、マッケンローの極端なクローズドスタンスのサーブを真似て腰を痛めたり・・・
私とテニス部同期のYもその一人でマッケンローのサーブを真似て腰を痛めたことがある。
あろうことかYは新入部員のO君(初心者)に「お前は顔がレンドルに似てるからフォアのテークバックは肘から引け!」という指導をしてO君を悩ませた実績がある。
そのYは現在、札幌の某テニススクールのコーチをしている。
「あなたは錦織君に似てるから、フォアのジャックナイフを覚えましょう!」なんて指導をしていないだろうか心配だ・・・
※YはJPTA認定プロフェッショナル2資格修得コーチなので大丈夫だと思いますが^^;
話を本題に戻そう…
プロの真似をして痛い目に遇った人は少なくないと思う。
なぜ、こんなことが起こるのだろう?
身体の鍛え方が違うのか?
日本人には無理なのか?
当時はそう思っていたが、いろいろと勉強してみたら「いや、それは違う!」と思うようになった。
同じ運動を行なっていても、筋力で行なっているのか、それとも体の構造(骨格)で行なっているのか、または慣性などの物理的要素を利用しているのか・・・
つまり、違いは運動の質だと思う。
例えばフェデラーのフォアハンドの手首の動きを前腕部の筋力だけで行うと、手首を痛める可能性が大きいだろう。
だが、脱力してラケットの重さを利用して行うと、どこにも負担がかからない。
現在主流になっている横振りで手首を返す打ち方は、筋力で手首を返しているのではなく手首を脱力することで自然に返っているのだと推測している。
(オヤジAさんも同じような記事を書いていましたね)
プロの技術を真似するなら見た目を中途半端にコピーするのではなく、運動の質を真似するべきだと思う。
できることなら内部意識まで真似できれば完璧だが、そんなことは余程優れたコーチでなければ他人に教えるのも、聞いて理解するのも、まず無理だろう。
どうやら自分で気付くしか方法はなさそうだ。
もしかしたらYなら教えてくれるかなぁ?
私の顔はフェデラーと似てないけどね
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技術とは脳に焼き付けたイメージを再現する事だと思う。
だから良いイメージを持つ事は不可欠の要素かもしれない。
今はPCや携帯で好きな時にトッププロの動画を見ることができる。
好きな時にイメトレができるのだから良い時代になったもんだ!
今の若い人達がうらやましい。
私が学生の頃は家庭用のビデオレコーダーはまだ普及していなかったのでトッププロの試合は深夜のTV放送を眠気と戦いながら見るしかなかった。
当時はボルグとマッケンローの時代で、多くのプレーヤーが彼らの個性的なスウィングを真似ていた。
ボルグのグリグリのトップスピンのフォアハンドを真似て手首を痛めたり、マッケンローの極端なクローズドスタンスのサーブを真似て腰を痛めたり・・・
私とテニス部同期のYもその一人でマッケンローのサーブを真似て腰を痛めたことがある。
あろうことかYは新入部員のO君(初心者)に「お前は顔がレンドルに似てるからフォアのテークバックは肘から引け!」という指導をしてO君を悩ませた実績がある。
そのYは現在、札幌の某テニススクールのコーチをしている。
「あなたは錦織君に似てるから、フォアのジャックナイフを覚えましょう!」なんて指導をしていないだろうか心配だ・・・
※YはJPTA認定プロフェッショナル2資格修得コーチなので大丈夫だと思いますが^^;
話を本題に戻そう…
プロの真似をして痛い目に遇った人は少なくないと思う。
なぜ、こんなことが起こるのだろう?
身体の鍛え方が違うのか?
日本人には無理なのか?
当時はそう思っていたが、いろいろと勉強してみたら「いや、それは違う!」と思うようになった。
同じ運動を行なっていても、筋力で行なっているのか、それとも体の構造(骨格)で行なっているのか、または慣性などの物理的要素を利用しているのか・・・
つまり、違いは運動の質だと思う。
例えばフェデラーのフォアハンドの手首の動きを前腕部の筋力だけで行うと、手首を痛める可能性が大きいだろう。
だが、脱力してラケットの重さを利用して行うと、どこにも負担がかからない。
現在主流になっている横振りで手首を返す打ち方は、筋力で手首を返しているのではなく手首を脱力することで自然に返っているのだと推測している。
(オヤジAさんも同じような記事を書いていましたね)
プロの技術を真似するなら見た目を中途半端にコピーするのではなく、運動の質を真似するべきだと思う。
できることなら内部意識まで真似できれば完璧だが、そんなことは余程優れたコーチでなければ他人に教えるのも、聞いて理解するのも、まず無理だろう。
どうやら自分で気付くしか方法はなさそうだ。
もしかしたらYなら教えてくれるかなぁ?
私の顔はフェデラーと似てないけどね
フェデラー似の顔が欲しかった私に応援ポチをお願いします^^;
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見た目だけをコピーしても意味が無いというのはまったくその通りだと思います 末端ではなく体幹を使えるようになれば少しは近づけるのでしょうかね まだまだおぼろげにしか見えてこないですが諦めず試行錯誤していくつもりです(○・`ω・)b
貴記事に、私のつたない記事をご紹介頂きありがとうございました。
本質を真似るって本当に難しいですよね・・・
私も、脱力の世界を認識するまでは、見た目だけを真似たりしていました。
だって、昔から、殆ど全てのテニス雑誌が見た目に関する解説のみですからね・・・
見た目の真似があまり意味がないと認識される日が早く来ないと、多くの才能が芽を出さずに終わってしまうでしょうね。
榊原さんへの期待は大きいですね、あっ、Yさんにも期待しています(笑)
連続写真も真似るために欠かせない情報ですね。
私もフェデラーをお手本にしているんですが・・・
昨年購入したスロー動画を撮れるデジカメで自分のスウィングチェックしてみると、フェデラーとは程遠いことが分かりへこんでしまいます(涙)
フェデラーの爪の垢が欲しいです(笑)
記事を書いている途中で「あれっ?どこかで読んだ気が・・・」と思い出しました。
目指すところが同じなので、オヤジA さんの記事はいつも参考(パクリ?)にさせていただいてます。ありがとうございます^^
>見た目の真似があまり意味がないと認識される日が早く来ないと、多くの才能が芽を出さずに終わってしまうでしょうね。
・・・仰るとおりですね。
サークルの方に「サーブの手首の使い方はどうしてるんですか?」と聞かれ「力を抜いて、意識しないでラケットの動きに任せています。」と答えても理解してもらえませんでした。
自分もそうでしたが細かいことに目を向けるあまり、本質を見ることを忘れてしまっているんですね。
「細部を組み立てれば全体になる」では、必ず壁にぶつかってしまうと思います。
でも「脱力」という本質を理解すれば、大きくレベルアップする可能性があると信じています。
まだまだ理解が足りないので頑張ります!
そうそう!榊原コーチにも頑張って欲しいですね!!日本テニス界の将来のために!
ついでにYコーチも(笑)
今回の記事もとても共感して読ませていただきました!
トッププロの「ものまね」、非常に大事だと思います。
動きの合理性の確率を考えると、トップであるほどよさそうです。そうすると自ずとフェデラーですね。
ただ、おっしゃるとおり、見た目の真似だけでうまくいかない
ので、自分の体を動かして、体のどこにも負担がかからず、
楽にパワーがだせる動きの流れを探してます。
この内部意識は、万人共通に通じる説明は困難でしょうね。
言葉の解釈から、体の感覚までばらばらですからね。^^;)
ただ、人間の骨格が同じである以上、合理的な動きをつくる
ためのポイント(腰とか)はあるかもしれませんね。
そのあたりを見つけていけたらいいなぁ、といつも思ってます。。
>楽にパワーがだせる動きの流れを探してます。
「動きの流れ」次回の記事にしようと思っていました。
笑ってしまうほど同じようなこと考えていますね^^
内部意識は良いコーチだと、特に意識させることなく簡単な練習方法で覚えさせてくれますね。
そんなコーチに教えてもらいたいけど、これ以上テニスにお金をかけるのは許されないので自分で何とかするしかありませんね(汗)
ポイント見つけたら記事にしてくださいね!
お久しぶりにお邪魔致します。
先日、松原コーチのブログからアドバイスを頂き、とてもプロのプレィヤーを
身近に感じさせる様な、"基本はプロにあり、身体に優しいテニス"
とのアドバイスです。
(分かり易く、解説を頂きましたので、参考になれましたら)
難しいですね~ ボレーが少し改善されたかなと思っていたら
まだまだです。
松原コーチさんは北海道出身の方ですね。
ブログの記事のホテルそばの中島公園は私が子供の頃いつも遊んでいた公園で懐かしかったです。
さすが、実績のあるコーチの書くことは違いますね!
とても参考になりました。教えていただいてありがとうございます。
「身体に優しい」ワイパースウィングがマスターできるよう頑張ってください!!